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ホピインディアンの黒染料ヒマワリ(Hopi Black Dye Sunflower)

京都ハーブKikkyuです。

 <Hopi Black Dye Sunflower>




 ヒマワリ(Helianthus annuus)は北米の南西部または南東部で生まれたとされています。ホピ民族が栽培するこの品種は、食料(油)の他に繊維、そして染料として使われてきました。この種は今年の春にStrictly Medicinal Seeds ( https://strictlymedicinalseeds.com ) で買った(20粒)もので、一般のロシア種系統とはちがって頂上の花の他に枝から数個の小花を咲かせます。高さは2mほど、花は鮮やかな濃い黄色で、夏の空によく映えます。
 栽培は至って簡単でした。

 ヒマワリの種は、血圧低下、抗酸化作用、免疫増進などの効果があるとされる、健康食品です。ただし、脂肪が多いので食べ過ぎに注意。


 <栽培>
 普通のヒマワリと変わりませんが、少し早生で病気や日照りにより強いような気がします。
 播種4月終わり—7月始めに花芽—中旬開花—8月下旬収穫。
 大きな種なので1粒ずつポットに植えます。15cmほどになったところで下の茎を5cmほど深く植えて移植。上がどんどん延びてくるので根本をしっかりさせるためです。案の定、根の上からも横に根を張り出してぐらつかなく育っていきましたが、庭の鉢に植えたものには1.5mほどになったところで念のため支柱をしました。畑に植えたものは支柱なしでほったらかしでも、この夏の猛暑と日照りにも度重なる台風にも負けず、しっかり立って開花・結実しました。少しベト病様の症状が葉に出ましたが、影響はほとんどなかったです。
 ただし、肥料をろくにやっていないのと、最初に開花したものは、自家受粉しかなかったせいか、中心部の種は膨らまず辺縁部の種だけが採種できました。それでもこれひとつで長さ1cmの真っ黒な種が100粒ほど採れたので、来年用には十分。他の花の実は染色とおつまみ、特によい種は繁殖用に。

 注意点
 種取りは、花が咲き終わって下を向き、花輪のまわりの緑のガクが黄色付いてきたらころあいです。小鳥が食べに来ないところでは、もう少し枯れるまでおいていてもよいです。
 ポット栽培の場合、土の多さと深さ(20cm以上あればそれなりに小さな花が咲きます)で花の大きさが決まります。大きな花を咲かせて結実の数を多くしたいのであれば、元肥と花が咲いた後の追肥をやること、複数の株を植えること、筆で他の花からの受粉を確実にしてやれば、よいと思います。



写真左: 直径10cmの花から100粒の種を採ったところ、右: 雑草の中で育ったHopi SF.





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