京都ハーブズKikkyuです。
<京都でもできるかな、黒ウコン?>
黒ウコン(学名Kaempferia parviflora ショーガ科)が今朝も咲きました。
タイ原産のショーガの仲間。現地名はクラチャイダム(Krachaidum)、英名は Black turmeric, Black Ginger。最近沖縄で栽培されています。血圧調整・強壮・疲労回復などの効果があるそうなので、最近血圧が高くなりはじめているので試したいと、気の長い話ですが作ってみました。国華園という種苗屋さんから4月20日に種芋到着。
ウコン(Curcuma longa)とは違う種です。アントシアニンで赤っぽく、姿も小ぶり、花もずっと小さく花弁が1cmほどで、シソ科やランにも似た可憐な花。花托から1、2本の花が数日間—2週間ほどつぎつぎと出てきますが、10時にはしおれてしまうので鑑賞は朝のうち。
根茎を植えたのが4月下旬。発芽まで2ヶ月少し。虫にやられた?ダメか?と思う頃に赤い芽を出しました。その後、庭の半日陰に移植し順調に育っています。花を見ているだけで血圧が下がりそう。
○写真は黒ウコンの花 (Flowers of Krachaidum at Kyoto)
花は花托から前の晩につぼみで伸び出し早朝に開きます。10日間、毎日1、2本の花を出し、その後1日おきに15日目まで花を出した花托もありました。どういう構造になっているのでしょう?
○その後、個体によっては花を1ヶ月ほどにわたって咲かせることが分かりました。花托の中にミョウガのように翌日咲くつぼみが1、2個用意され、つぎつぎ咲いていきます。
<栽培法>
ちゃんとできるかどうかがまだ分かっているわけではないのですが、ショウガ科一般の作り方でやってこれまでは順調でした。
1)種芋はショウガやウコンよりサイズが小さく、男性の人差し指ぐらいの太さです。芽がついていれば、芋を長さ2cmぐらいに切り分けても発芽しますが、3−4cmに切った方が早く大きくなります。
2)切った種芋の切断面を乾かすこと。さらに灰、石灰、苦土石灰などをまぶしておくと、防虫によいです。
3)虫や雑菌のいない、水はけがよい土をいれたポットに2cmほどの深さで植える。有機物が多すぎる土は避けます。
4)土が乾かないように水をやって半日陰におき、気長にまつ。
芽が出て本葉が開いたら、栽培の土壌はやや酸性(通常の土壌でOK)、半日陰の場所に植えましょう。肥料のやり方はまだわかっていません。現在、a) 有機分が少ない場所、b) 堆肥を少し入れた場所、c) 耕作放棄状態の畑の雑草中に無施肥の3条件で植えて試験中です。
8月下旬の段階で分かったこと。
葉の育ちの鍵は案外簡単かも。
a) 種芋を大きめ(4cm以上)にする。葉の芽はほとんどの場合、種芋の芽の数だけ出てきます。
b) 強い直射日光が当たらない方がよい。また、半日陰や日陰の露地に植えたものより、明るい窓際においた同じ土の鉢植えの方が葉の高さが2、3割長く育ちがよい。(多分、陽当たりがよい露地だとうすい寒冷紗をかけたぐらいの明るさ)
c) 水は土の表面が少し湿って見える状態に保つのがよい。
b) c) は、ショウガやウコンと同じです。といっても、葉の勢いと芋の収量及び質とは相関しないかも知れないので、収穫後、再評価します。
収穫は晩秋です。葉が枯れてきたら掘り出します。それまでどうやって私の血圧をあげないでおくかが、問題です。
<今年の結果>
12月始め、青々していた葉が枯れてきたので、掘ってみると、残念なことに芋はできていませんでした。クスリウコンは大きな芋ができていたのに。
もしかしたら2年目に芋ができるかも。越冬の手はずが問題になりますね。
花は11月まで断続的にずーと咲いていました。
<京都でもできるかな、黒ウコン?>
黒ウコン(学名Kaempferia parviflora ショーガ科)が今朝も咲きました。
タイ原産のショーガの仲間。現地名はクラチャイダム(Krachaidum)、英名は Black turmeric, Black Ginger。最近沖縄で栽培されています。血圧調整・強壮・疲労回復などの効果があるそうなので、最近血圧が高くなりはじめているので試したいと、気の長い話ですが作ってみました。国華園という種苗屋さんから4月20日に種芋到着。
ウコン(Curcuma longa)とは違う種です。アントシアニンで赤っぽく、姿も小ぶり、花もずっと小さく花弁が1cmほどで、シソ科やランにも似た可憐な花。花托から1、2本の花が数日間—2週間ほどつぎつぎと出てきますが、10時にはしおれてしまうので鑑賞は朝のうち。
根茎を植えたのが4月下旬。発芽まで2ヶ月少し。虫にやられた?ダメか?と思う頃に赤い芽を出しました。その後、庭の半日陰に移植し順調に育っています。花を見ているだけで血圧が下がりそう。
○写真は黒ウコンの花 (Flowers of Krachaidum at Kyoto)
花は花托から前の晩につぼみで伸び出し早朝に開きます。10日間、毎日1、2本の花を出し、その後1日おきに15日目まで花を出した花托もありました。どういう構造になっているのでしょう?
○その後、個体によっては花を1ヶ月ほどにわたって咲かせることが分かりました。花托の中にミョウガのように翌日咲くつぼみが1、2個用意され、つぎつぎ咲いていきます。
<栽培法>
ちゃんとできるかどうかがまだ分かっているわけではないのですが、ショウガ科一般の作り方でやってこれまでは順調でした。
1)種芋はショウガやウコンよりサイズが小さく、男性の人差し指ぐらいの太さです。芽がついていれば、芋を長さ2cmぐらいに切り分けても発芽しますが、3−4cmに切った方が早く大きくなります。
2)切った種芋の切断面を乾かすこと。さらに灰、石灰、苦土石灰などをまぶしておくと、防虫によいです。
3)虫や雑菌のいない、水はけがよい土をいれたポットに2cmほどの深さで植える。有機物が多すぎる土は避けます。
4)土が乾かないように水をやって半日陰におき、気長にまつ。
芽が出て本葉が開いたら、栽培の土壌はやや酸性(通常の土壌でOK)、半日陰の場所に植えましょう。肥料のやり方はまだわかっていません。現在、a) 有機分が少ない場所、b) 堆肥を少し入れた場所、c) 耕作放棄状態の畑の雑草中に無施肥の3条件で植えて試験中です。
8月下旬の段階で分かったこと。
葉の育ちの鍵は案外簡単かも。
a) 種芋を大きめ(4cm以上)にする。葉の芽はほとんどの場合、種芋の芽の数だけ出てきます。
b) 強い直射日光が当たらない方がよい。また、半日陰や日陰の露地に植えたものより、明るい窓際においた同じ土の鉢植えの方が葉の高さが2、3割長く育ちがよい。(多分、陽当たりがよい露地だとうすい寒冷紗をかけたぐらいの明るさ)
c) 水は土の表面が少し湿って見える状態に保つのがよい。
b) c) は、ショウガやウコンと同じです。といっても、葉の勢いと芋の収量及び質とは相関しないかも知れないので、収穫後、再評価します。
収穫は晩秋です。葉が枯れてきたら掘り出します。それまでどうやって私の血圧をあげないでおくかが、問題です。
<今年の結果>
12月始め、青々していた葉が枯れてきたので、掘ってみると、残念なことに芋はできていませんでした。クスリウコンは大きな芋ができていたのに。
もしかしたら2年目に芋ができるかも。越冬の手はずが問題になりますね。
花は11月まで断続的にずーと咲いていました。
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